2012年11月21日
伝えなければわからない話
みなさんこんにちは。
ブラックボード三昧の49回目です。
先日、品評会に審査員として出席させていただきました。
参加企業さんの商品やその売り方、今後の展開などについてコメントする仕事でした。
商品は製法や原材料にこだわりを持って作られた魅力的な商品ばかりで、大変興味深く私自身有意義な時間を過ごすことできました。
ただ、その時に気が付いたのは、こだわりをもって作った商品なのに、それをお客様に伝えることができていないことが多すぎるということです。
せっかくのこだわりも、お客様に伝えることができなければ、他の商品の中に紛れてしまい、手に取る機会さえ失ってしまいます。
この日私が言ったアドバイスのほとんどは、「じゃあ、そのこだわりを、魅力をなんとかして伝える工夫をしましょう」だったのです。
みなさんは、扱う商品の魅力をどのようにしてお客様に伝えていますか?
それでは今日のブラックボードです。
○こちらも伝えるブラックボード
前回に引き続き新橋で撮影したブラックボードです。
黒いとこなんて残っていませんが(笑
内容ですが、店内と沖縄の写真に今日の開店時間とスペシャルメニューが載っています。
撮影したのは午前中でしたので、会社へ向かう人のためのアピールという明確な目的を感じます。
勝負は開店時間の前に始まっているのだ、ということでしょうか。
このブラックボードを見た人にとっても、会社帰りの河岸が決める一つの選択肢になることだと思います。
2012年11月07日
市場から撤退した店とヘンゼルとグレーテルの話
みなさんこんにちは。
ブラックボード三昧の47回目です。
前にこちらの記事で扱ったお店が入った商業施設が撤退しました。
いくつかのテナントが集まって、対面式の販売によって活気のある売り場を作るというコンセプトの施設だったのですが、集客があまり良くなかったということでしょう。
撤退直前に、こちらの食堂の海鮮丼が安くて美味しいということに気づいたばかりだったので、悲しい限りです。
ただ、前述の記事の通り、食堂以外での買い物はあまりしていなかったのですが・・・。
大きな核テナントがあるわけでもない、いくつかの店が集まって作られた商業施設でしたので、外から見ると一つの店に過ぎません。
そうすると入店した一部の店への低評価が全体に及ぼすダメージは通常よりも大きいのではないかと推測します。
一部の店の不評が全体を批判する不評になるでしょうし。
海外のレストランやホテルではこういうことが言われているそうです。
「日本人客は妖精のよう。良い接客をしていれば自然と集まり、悪い接客になるといつの間にかいなくなる」
この施設も開店当初は大変な賑わいでした。
そのお客様がいつの間にかいなくなった原因はどこにあるのか。
正確なことはわかりませんが、その一因は接客にあったということはできると思います。
それでは今日のブラックボードです。
○ヘンゼルとグレーテル・・・?
先日、虎の門で研修があったので、その帰りに新橋駅への道すがらブラックボードの写真を撮ってきました。
矢印です。
そちらへ目をやると・・・。
店がありました。
こちらからも見えるように、店の形状を利用した看板が設置してあります。
それにしてもお茶漬けの店って何か新しい感じがしますね^^
棚が気になるので、店先まで行ってみました。
モーニングセットでした。
というような目印をたどりつつ目的地に行き着く行動でヘンゼルとグレーテルを思い出しました。
いや、どこかが違うのはわかるんですけどね、イメージとしてなんか似てるなぁ・・・、と。。。
で、これが利用できるかというと、少し難しいかもしれません。
店の位置が分かりにくい場合など、には使えるかもしれませんが、あまりにブラックボードを出しすぎるのも問題でしょうし。
今回はただ面白かったブラックボードの紹介だったのでした。
2012年11月04日
バラエティ番組と楽しさの表現の話
*申し訳ございません。
毎月第1・3水曜日更新のこのブログですが10月17日につきまして、こちらの手違いで更新されておりませんでした。
10月16日に更新準備をしていることが確認されましたので、投稿日時の設定を間違えてしまったと考えられます。
本日、本来10月17日に投稿する予定の記事を更新させていただきます。
読者の皆様、関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
今後はこのようなことがないよう努めてまりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
みなさんこんにちは。
ブラックボード三昧の47回目です。
先日、あるバラエティ番組を見ていました。
内容は、高学歴の芸人たちが勉強の仕方を教えるというもの。
この時にある芸人さんが、「問題集をやるときはまず終わらせる日にちを決める。そこから、1日に解き進めるページ量を決める。例えば、300ページを60日で終わらせるなら一日5ページ解けばいい」と言っていました。
面白かったのはこの後です。
「では、調子がいい日はもっと解いていいのか?」という問いにその芸人さんは、「それはやってはいけない。たくさん解く日があるということは、解かない日もできてしまう。そうするうちに、だんだんと解かなくなる。何があっても、5ページを守る」と答えていました。
これは、生産管理における作りすぎの無駄に通じる話です。
余裕があるからと言ってたくさん作ることはせず、生産計画を守ることは、生産管理の基本です。
この芸人さんは当時高校生ですから、生産管理については知らなかったはずです。
それでも、効率の良い勉強法を探るうちに、この考え方に行き着いたのだと思います。
生産管理やIEといった考え方は、製造業にだけ関係あるように思いますが、実は幅広い分野で ― 受験勉強だけでなく、サービス業や商業においても ― 活用可能です。
これまで触れたことがないという方も、一度、興味をもたれてみてはいかがでしょうか。
それでは今日のブラックボードです。
○楽しさを表現する
ボージョレ・ヌーボーの頃に、賑やかな楽しいブラックボードを見つけたので写真におさめてみました。
ブラックボード自体もサイズの大きなもので、その大きさを活かした内容となっています。
新酒というだけで洋の東西、酒の種類を問わず楽しみになるもので、そういった心を表現した楽しい内容になっています。
こういうわくわく感というのは買い物に必要なもので、その期待感を捉えたこのブラックボードはある意味基本といえるのかもしれませんね。