2011年02月16日
戦略とタモリとブラックボードの話
みなさんこんにちは。
ブラックボード三昧の7回目です。
それでは今回も戦略の話から聞いて下さい。
○モグラ叩き式問題解決を回避しよう
今、その企業で起こっている問題点を治すことだけに腐心するような問題解決を、私の知り合いは「モグラ叩きみたいだ」、と表現しました。
全く持って正しい表現だと思います。
際限なく出てくるモグラを叩き続けるのは、一見仕事をしているようですが、真の解決には繋がりません。
この場合、モグラが出なくなるようにすることが真の解決なのです。
その為には、問題が起こる原因を探ることが必要です。
それを会社で行うためには、各部門が認識している強み、弱み、問題点を徹底的に洗い出すことが必要です。
この作業は戦略を立てるときでも基本となる作業です。
そして、抽出された強み、弱み、問題点の関係性を考えていくことで、問題の真の原因が明らかになるのです。
その作業は戦略を立てる時に同時に行うことが出来るのです。
更に、その会社が認識した問題の真の原因が複数あるとき、それをどの順番で解決していくか、の判断基準になるのは、その時に立てた戦略なのです。
ということで、この続きは次回以降で書くことにします。
それでは、ブラックボードの話を始めますよ。
○「笑っていいとも」で話題になったことから
今回はまずテレビのエピソードからです。
先日、昼食時に「笑っていいとも」を見ていたら、食品の専門家だか、ライターだかの方が3人、その日のゲストに呼ばれていました。
その中で、話題になっていたのは、「どんな店が美味しい店なのか」ということでした。
そこで美味しい店だと判断して良い店として「ブラックボードなどで、その日のオススメメニューや食材が書いてある店」があげられていました。
これは、このブログの4回目で飲食店の場合の「壁掛けタイプ」でちょこっと触れた内容と同様ですね。
専門家の方もオススメの方法ですので、飲食店の方は是非試してみて下さい。
○店内の雰囲気と合わせてみる
オブジェのようなブラックボードの利点は“目立つ”だけではないよ、という例です。
例えばこんなブラックボードはどうでしょう?
1枚目
A型看板に薄いレンガをセメントで貼り付け、その上にブラックボードを固定しています。
2枚目
単純なスタンドサイン、なのですが・・・。
この2枚のブラックボードはどちらも店内の雰囲気を想像させる作りになっています。
「入ってみようかな」という気持ちにさせるブラックボードには、このようなパターンもあるんですね。
店の外でお客様にアピールするのがブラックボードの役目ですから、それ自体も“店と同様に”扱うといいのかもしれません。
2011年02月02日
6回目 ブラックボードと戦略の話
みなさん、こんにちは。
ブラックボード三昧の6回目です。
まずは、前々回から始めた戦略の話を聞いて下さいね。
○戦略は必要か
「中小企業に戦略なんて立てる暇があるか!そもそも日々の活動で手一杯だ!」という意見もよく聞きます。
そういう方はたいていこう続けます。
「だからこそ、問題点の解決さえやっておけばいいんだ」
そうでしょうか?
起こった問題を順番に解決していくのは一見格好いいよう思えます。
しかし、問題点に対処していくという作業は、平均点以下の点数から平均点に近づいていくという作業です。
つまり、問題解決だけでは、平均点しか取れないのです。
現在の競争環境の中で、平均点の企業がどれだけ生き残っていけるでしょうか?
平均点を超えて、より高い点数へ向けて飛躍するには、目標とその目標への到達方法を明確にすることが必要です。
それを、“戦略”、と呼ぶのです。
問題解決と戦略については別の見方も出来ます。
次々に起こる問題の原因はどこにあるのか。
それを特定するには戦略を立てるのは有効な方法です。
ということで、この続きはまた次回、書こうと思います。
それでは、ブラックボードの話を始めますよ。
○2枚のブラックボードを並べてみよう
今回の利用法は「ツイン型」と私が勝手に呼んでいる物です。
ただブラックボードを2つ並べただけ、なんて思ってはいけません。
紹介する物はいずれも、1つは目線をひくため、1つは商品の訴求のためという役割分担をしているものなのです。
例えばこんな感じ
ビールが目についた後、肴をじっくり選べる。
なんて嬉しいのでしょう(笑
スペースがない場合には縦のツイン型も見かけることがあります。
また、店頭が道路から引っ込んでいる場合には、このような方法もあります。
通行方向からは、“ランチ”の文字が、店正面からはメニューが見えるという仕掛けになっています。
また、写真では読めないかもしれませんが、「野菜を食べる。」というフレーズが健康志向に合っており、巧みに描かれた野菜の絵とあいまって、かなりの訴求力となっています。
○置き方も工夫してみよう
この2枚のブラックボードの並べ方を工夫すれば、ちょっとしたオブジェのようになって可愛くなるってものです。
例えばこんな感じ
ほら、なんか可愛いでしょ?
仲良く日向ぼっこをしている感じです。
複数のボードの並べ方には頭を使うところですが、ベンチに置くという方法があったとは・・・!
クリップで留めるタイプのライトもなかなかおしゃれですよね。
「やっぱり美容室の人はおしゃれだなーー」「こんなセンスの良い美容師さんに髪を切ってもらいたいなぁ」、と思わせてくれるブラックボードの紹介でした。
ブラックボード三昧の6回目です。
まずは、前々回から始めた戦略の話を聞いて下さいね。
○戦略は必要か
「中小企業に戦略なんて立てる暇があるか!そもそも日々の活動で手一杯だ!」という意見もよく聞きます。
そういう方はたいていこう続けます。
「だからこそ、問題点の解決さえやっておけばいいんだ」
そうでしょうか?
起こった問題を順番に解決していくのは一見格好いいよう思えます。
しかし、問題点に対処していくという作業は、平均点以下の点数から平均点に近づいていくという作業です。
つまり、問題解決だけでは、平均点しか取れないのです。
現在の競争環境の中で、平均点の企業がどれだけ生き残っていけるでしょうか?
平均点を超えて、より高い点数へ向けて飛躍するには、目標とその目標への到達方法を明確にすることが必要です。
それを、“戦略”、と呼ぶのです。
問題解決と戦略については別の見方も出来ます。
次々に起こる問題の原因はどこにあるのか。
それを特定するには戦略を立てるのは有効な方法です。
ということで、この続きはまた次回、書こうと思います。
それでは、ブラックボードの話を始めますよ。
○2枚のブラックボードを並べてみよう
今回の利用法は「ツイン型」と私が勝手に呼んでいる物です。
ただブラックボードを2つ並べただけ、なんて思ってはいけません。
紹介する物はいずれも、1つは目線をひくため、1つは商品の訴求のためという役割分担をしているものなのです。
例えばこんな感じ
ビールが目についた後、肴をじっくり選べる。
なんて嬉しいのでしょう(笑
スペースがない場合には縦のツイン型も見かけることがあります。
また、店頭が道路から引っ込んでいる場合には、このような方法もあります。
通行方向からは、“ランチ”の文字が、店正面からはメニューが見えるという仕掛けになっています。
また、写真では読めないかもしれませんが、「野菜を食べる。」というフレーズが健康志向に合っており、巧みに描かれた野菜の絵とあいまって、かなりの訴求力となっています。
○置き方も工夫してみよう
この2枚のブラックボードの並べ方を工夫すれば、ちょっとしたオブジェのようになって可愛くなるってものです。
例えばこんな感じ
ほら、なんか可愛いでしょ?
仲良く日向ぼっこをしている感じです。
複数のボードの並べ方には頭を使うところですが、ベンチに置くという方法があったとは・・・!
クリップで留めるタイプのライトもなかなかおしゃれですよね。
「やっぱり美容室の人はおしゃれだなーー」「こんなセンスの良い美容師さんに髪を切ってもらいたいなぁ」、と思わせてくれるブラックボードの紹介でした。